コール、最初はドキドキするけど、途中から失速してしまいがっかり。

コール、最初はドキドキするけど、途中から失速してしまいがっかり。

頭脳派の犯人集団だと思っていたら、ちょっとしたトラブルで、おたおたしてしまい、がっかり。

終わり方もなんちゃってアクションとなってしまい、残念なことこのうえなしです。

かつ、復讐についても、あまり脈絡もなく、必要なかったんじゃないかな。

http://www.amazon.co.jp/dp/B000207OAC/

 

幼い娘を誘拐する、凶悪で大胆な犯罪劇を描くクライム・サスペンス。家族を別々に監禁することで過去4回も誘拐を成功させてきた犯行グループが、医師宅に侵入。自宅に妻、出張先のホテルに夫、幼い娘アビーをアジトに監禁する。24時間以内に身代金を要求する犯人たちだが、ぜんそく持ちのアビーが発作を起こしそうになり、事態は急転していく。
家族を別々に監禁という設定がユニークな本作は、被害者よりも加害者側のドラマに重点が置かれているのも特色。彼らのわずかな意志のズレが誘拐劇のスリルを増幅する。犯人側のリーダーを演じるケヴィン・ベーコンの冷血さ、彼を挑発するオスカー女優シャーリーズ・セロン、そして本当にぜんそくで苦しんでいるかのような名子役ダコタ・ファニングら俳優の熱演は見ごたえアリ。緊張感たっぷりの導入部から一転、後半は、意外なほど大がかりなアクションに発展する。この唐突な転調は、好き嫌いが分かれるかもしれない。(斉藤博昭)