- 2011/04/09
衝撃的でもあるし、どうなるのかハラハラさせる映画ですが、オチがひどすぎて台無しな「殺人犯」
あのグロテスクさとか、主人公のちょっと大袈裟な狂気とか、私はすきですよ。でも、さすがに、あのオチはひ……
最近見た韓国映画はつまらないものばかりで、期待していなかったのですが、これは面白かったです。
謎が徐々に解けていく過程が、臨場感があって引き込まれました。
かなり重苦しいテーマを扱っているのですが、ストーリーが良いので、抵抗なく見ることができると思います。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00006F1VG/
朝鮮半島を南北に隔てる板門店/共同警備区域=JSAの北朝鮮側歩哨(ほしょう)所内で、韓国側による殺人事件が発生し、韓国人の父をもつスイス軍女性将校ソフィアが捜査のため同地を訪れた。北と南、双方の意見の食い違いに彼女は大いに戸惑うが、やがて悲しくもむごい真実が画面で明らかにされていく…。
今も緊迫した関係が続く「南北の分断」をテーマにし、韓国の歴代興収記録をぬりかえた社会派エンタテインメントの大ヒット作。北と南の兵士たちが、それぞれ友情の念を抱いたことから起きてしまう惨劇。そんな皮肉をあますところなくとらえることで、民族の怒りと悲しみを浮き彫りにさせた意欲作でもある。南北の立場に挟まれ、次第になす術を失っていくヒロインは、実は事態を見守るしかない観客の代弁者でもあり、だからこそ余計につらく悲しい。(的田也寸志)