皆既月食、皆既月食って騒いでいるけど、赤い満月にしか思えませんけど、みんな納得しているのかなぁ。裸の王様みたいな気がします。

皆既月食、皆既月食って騒いでいるけど、赤い満月にしか思えませんけど、みんな納得しているのかなぁ。裸の王様みたいな気がします。

せっかくだから月食を見ようと外に出たけど、赤い満月が見えたので、近所中に聞こえる声で、「えー、全然、月食見えないじゃん。赤いだけ。」と言っちゃいました。

誰か教えてよ。あれが月食だって。

皆既月食のとき、月は真っ黒にならず、しばしば「赤銅色」と表現されるような、ほのかな赤黒い色で観察されます。

地球の本影は、地球が太陽光をさえぎることでできます。しかしこの本影は、真っ暗になりません。これは、地球に大気が存在するからです。
地球の大気を太陽光が通過するときには、大気がまるでレンズのような役割をして、太陽光が屈折するのです。屈折した太陽光は、影の内側に入り込むようにその経路が曲げられてしまいます。

また、太陽光が地球の大気を通過するときには、波長の短い青い光は、空気の分子によって散乱してしまい、大気をほとんど通過することができません。昼間空が青いのは、この散乱してしまった青い光を見ているからです。
一方で波長の長い赤い光は散乱の影響を受けにくいため、散乱で光が弱められながらも、大気を通過することができます。朝日や夕日が赤く見えるのも同じ理由で、太陽光が地平線方向から入り大気の中を長く通過しているために、散乱されにくい赤い光のほうがより届きやすいからです。
このように、大気によって散乱されにくい赤い光だけが、弱められながらも大気を通過します。そしてこのとき、大気によって屈折して経路が曲げられて、本影の中に弱い赤い光が届きます。この光が皆既月食のときの月面を照らすため、赤黒く見えるのです。

 https://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20111210/about/color.html

 

今回の皆既月食は月食って言っちゃいけない気がします。赤月でいいじゃん。そっちのほうが正確だし。日食で、太陽が欠けているのを見ちゃっているので、「食」は使えないですね。