かなり古い映画ですが、公開当時には、ジャニーズ、SMAPの草彅君が主演というので、先入観から全く見る気がない映画でした。
実際に見てみると、ストーリーが良くできていて、面白かったです。正直に言うと、演技的にどうなのと思うことも多かったんですけど、それを補って余りある展開の素晴らしさがありました。
それぞれの「黄泉がえり」にドラマがあり、それらが、微妙に絡み合っていて、草彅剛と竹内結子にはサプライズもあり、上手だな、と感心しました。
唯一、残念だったのは、歌とのタイアップみたいなところですね。最後のコンサートとか音楽を強調する必要はないと思いました。(それ以外にも、ところどころ、冗長じゃないのかな、と思うところはありましたが。)
あと、出演者が皆さん、若いですね。竹内結子も存命だし。石田ゆり子も、超かわいい感じ。長澤まさみは気づきませんでした。
九州阿蘇のとある地域。ここで少し前から驚くべき現象が頻発していた。死んだ者が、死後も自分のことを想い続けてくれた人の前に、ある日突然現われるのだ。それは、ゾンビや幽霊などではなく死んだ当時のままの姿で蘇るのである。最愛の人との再会に喜ぶ家族や恋人の一方で困惑する周囲の人々。厚生労働省勤務の川田平太は故郷で起った謎の現象を解明するため現地に赴く。そこで、川田は死んだ親友のフィアンセだった橘葵と再会する。葵もまた恋人の黄泉がえりを待ちわびていた。そんなある日、川田は<黄泉がえり>にある法則を見出すのだったが…。