- 2019/05/05
トータルリコール、もう少し、リアルなのか作られた記憶なのか、わかりにくくしたら、もっと良かったと思います。
つっこみどころ満載ですが、まあ、楽しむことはできました。 あまり深く考えずに観る映画ですね。 &nb……
確かに殺人かもしれないけど、生きていることで、自分の大切な家族を苦しめていて、それをハッキリ認識できていない状態なんて、正常な状態だったら死にたいと思うのもわかります。
行政に頼ればいいじゃんとか言うのは、きれいごとで、そんな簡単な問題じゃないと思います。
柄本明の演技が抜群で、涙なしには見れません。
老人を殺されて、実態としては救われた家族が、人殺しというのも、ちょっとイラッとしたのですが、現実って、喉元過ぎれば熱さを忘れるなんだよなー、と思ったりもしました。
この映画でちょっと残念なところは、長澤まさみの正義の側に立った独白が、安っぽかったことなんで、そこらへんのシーンはかなり短縮しても良かったんじゃないかな、と思っています。
早朝の民家で老人と訪問介護センターの所長の死体が発見された。捜査線上に浮かんだのは、センターで働く斯波宗典(松山ケンイチ)。だが、彼は介護家族に慕われる献身的な介護士だった。検事の大友秀美(長澤まさみ)は、斯波が勤めるその訪問介護センターが世話している老人の死亡率が異常に高く、彼が働き始めてからの自宅での死者が40人を超えることを突き止めた。真実を明らかにするため、斯波と対峙する大友。すると斯波は、自分がしたことは『殺人』ではなく、『救い』だと主張した。その告白に戸惑う大友。彼は何故多くの老人を殺めたのか?そして彼が言う『救い』の真意とは何なのか?被害者の家族を調査するうちに、社会的なサポートでは賄いきれない、介護家族の厳しい現実を知る大友。そして彼女は、法の正義のもと斯波の信念と向き合っていく。