最近、XLOOKUP関数を知り、感動。VLOOKUPを排除するため、新しくExcelを作り直すことにしました。

最近、XLOOKUP関数を知り、感動。VLOOKUPを排除するため、新しくExcelを作り直すことにしました。

いや、本当に便利だと思います。Windowsのバージョンが上がって使えるようになって嬉しいです。

 

Excel の XLOOKUP 関数は、従来の VLOOKUP の弱点をいくつも克服した “新世代の検索関数” として注目されています。以下、改善点とネット上での評判(メリット・批判)を整理します。


➕ XLOOKUP が VLOOKUP より優れている点

以下は多くの解説サイト・技術ブログで挙がっている改善点です。

改善点 内容 補足・例
検索範囲に列位置の制約なし VLOOKUP は“検索値を含む列が見出し範囲の左端”でなければ使えないという制約があったが、XLOOKUP は任意の列を「検索範囲 (lookup_array)」にして、任意の列を「戻り範囲 (return_array)」にできる。 たとえば、検索キーが右側の列にあっても使えるようになる。
エラー処理機能を内蔵 見つからない値に対して返す値(例:「該当なし」など)を関数内で指定できる。VLOOKUP では通常 IFERROR で囲む必要があった。 =XLOOKUP(…, [if_not_found]) のように引数で指定できる。
両方向検索 XLOOKUP は検索方向を指定でき、下から上へ検索するような逆順検索も可能。 重複データがあって最後に出現するものを取りたいときに便利。
ワイルドカード・部分一致の指定 通常一致・近似一致・ワイルドカード一致などを引数で切り替え可能。 例: match_mode = 2 を使って “abc” 検索できる。
探索モードの選択 通常探索のほかに、バイナリ探索 (binary search) を使う検索モードも選べる。これにより、大規模データでの検索速度が向上する可能性。 ただしバイナリ探索を使うにはデータが昇順または降順でソートされている必要。
複数列戻り値 戻り範囲(return_array)として複数列を指定でき、一度の関数で複数列のデータを取得可能。 複数属性を同時取得できるため、複雑な検索がシンプルに。
VLOOKUP の列番号指定の問題解消 VLOOKUP は列番号を手で指定するため、後で列を挿入・削除すると参照がズレるリスクがある。XLOOKUP は戻り範囲を直接指定するため、そのようなズレが生じにくい。 データ構造変更後も関数が壊れにくい。
既定で完全一致 XLOOKUP はデフォルトで「完全一致」モード(match_mode = 0 相当)となっており、誤って近似一致を使ってしまうミスを減らせる。 VLOOKUP は近似一致(TRUE)をデフォルトにすることが多く、意図せず誤った一致を返すことがある。

⚡ パフォーマンス・性能に関する注意点・報告

XLOOKUP は改良点が多いものの、「常に速い」「万能」というわけではない、という見方も多く報じられています。

課題・注意点 内容 出典
処理速度が劣ることが多い 通常モードでは VLOOKUP や INDEX/MATCH より遅いとの検証もあり。 Professor Excel による性能比較。
バイナリ検索モードの制約 高速化効果を得るにはあらかじめデータをソートしておく必要があり、準備が必要。 ソートミスや未ソートデータでは正確性を欠く恐れ。
旧バージョン Excel では使えない Excel 2019、2016、古いバージョンでは XLOOKUP がサポートされておらず、VLOOKUP 等に頼らざるを得ない。 バージョンの普及率の壁がある。
大規模データ時の遅延・資源消費 多数の XLOOKUP を重ねて使うと計算が重くなるという報告。 Excel が重くなるケースでの実務運用注意。

🌐 ネットでの評判・意見(ユーザー目線)

賛成・期待の声

  • Reddit や Excel フォーラムで「VLOOKUP は古い慣習。XLOOKUP への移行を進めたい」「使いやすさと柔軟性が圧倒的」など、移行を推す意見が多数。

  • 多くの Excel 解説サイト・ブログでは “VLOOKUP 時代はそろそろ終わる”“XLOOKUP で業務効率化” と評価されており、実務での採用を薦める記事も増えてきている。

  • 「列挿入でズレない」「戻り列の自由度」「エラー制御が楽」などの点で、業務でのストレス低減を期待する声。

批判・慎重な意見

  • 実務で「XLOOKUP を使わないほうがいい」という声も。例えば「チーム全員が慣れていない」「古い Excel 環境との互換性を考えると使いづらい」といった意見が Yahoo 知恵袋などで見られる。

  • 性能面での実証として、「VLOOKUP のほうが早かった」という実験報告も一部に存在。

  • 移行コスト・教育コストを懸念する声も。「既存 Excel 資産がたくさんある現場では導入が進まない」という現実的な意見。