お金を貯めるのは、成長を辞めたときでいいという意見に賛成。

お金を貯めるのは、成長を辞めたときでいいという意見に賛成。

ちきりんさんの有名なブログを読んで共感。今年はお金を使おう、それとも、冷静に考えると成長は終わりかな。

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/

全国の子供たちに告ぐ:お年玉はソッコーで使うべき!

この話のポイントは、お金の価値の上昇スピードと、本人の稼ぐ能力の上昇スピードの違いにあります。

小学校の時に 5000円もらったとしましょう。

この子にとって 5000円は、自力ではとても手に入れられない大きな額です。その当時、欲しくて欲しくてたまらなかった何かを買っておけば、心から「やったー!!! うれしい!!!」と思えたでしょう。

 

ところが数年が過ぎ高校生になると、貯金していた 5000円は最早そこまで大きな額ではありません。

バイトをすれば 一日で稼げる額になってしまっているからです。もしくは、自分の欲しいモノもそれなりの値段になっており、小学生の頃に使っていれば得られたほどの感激は、もう手に入りません。

 

同じことは、高校生の時にもらう 1万円のお年玉でも起こります。これは、貰ってすぐに使えば、それなりに使い手のある額です。

しかし“とりあえず貯金”して数年たち、就職すれば、新入社員でさえその 10倍から 20倍もの額を(しかも正月だけでなく)毎月もらえるようになります。

高校生の時に、貰ったお年玉で憧れの大人向けレストランを予約し、1万円のディナーデートをしたら、一生忘れない思い出になりますよね。

 

30歳になったら、最低でも 5万円は払わないと得られないほどの新鮮な驚きや感激が、高校生の時にはお年玉で得られるのです。

そして人を育てるのは(=私たちの稼ぐ力の源となるのは!)、1万円の貯金ではなく、「こんな世界が世の中にあるんだー!!!」という、若い頃の未知なる世界との遭遇から得られる驚愕であり、衝撃なのです。

 

お年玉というのは、もらった本人がすぐに使えば、ものすごく価値が高いにも関わらず、貯金して数年も置いておくと、“生活費の誤差”にさえ成り下がってしまう程度の額です。

このことを理解したうえで子供時代に戻れば、「もらったお年玉はソッコーで使うのが吉」だとわかるでしょう。