藤原和博の必ず食える1%の人になる方法、何となく釈然としない感じ。

書いていることはごもっとも。共感できる部分もたくさんあります。でも、なぜ、他の条件でなく、これらの条件を選択したのかという理由が明確でないので、よくわからないんですよね。電車で携帯のゲームをしないというのはわかりますが、例えば、生活習慣を整えるとか、テレビを見ないとかと比較して、なぜそれを選んだのかの説明をして欲しかったですね。

また、4つにタイプを分類しているのの妥当性も、しっくり来なかったです。本当にこの4つなのか、本当に軸はこの2つなのかがよくわからなかったです。前提が納得できないので、共感することはできませんでした。エピソード自体は面白いものもありましたけど。

総じて、本にする内容というより、ブログとか講演の内容のような気がしました。キャッチコピーに釣られた感じです。

リクルートの営業+和田中の校長として30年間、見てきた結論!
「100人に1人」なら、無理しなくても、誰でもなれるし、食べていける!

特別な才能はいらない。たった7つの条件をクリアするだけ。
4つのタイプ【価値観×志向】別に、7つの条件を徹底解説!

あなたはどのタイプで「100人に1人」をめざす?

*「経済的価値」(給料、年収、おかね)を重視する? しない?
*「権力(サラリーマン)」志向? 「プロ(独立)」志向?

序章 すべての人に共通する3つの条件 →p39へ
――まずは3条件をクリアして「8分の1」の人になれ!
第1章 A「経済的価値×権力志向」(社長タイプ) →p55へ
――「力」を求める人の4つの条件
第2章 B「経済的価値×プロ志向」(自営業タイプ) →p113へ
――「技」を求める人の4つの条件
第3章 C「経済以外の価値×権力志向」(公務員タイプ) →p171へ
――「つながり」を求める人の4つの条件
第4章 D「経済以外の価値×プロ志向」(研究者タイプ) →p193へ
――「好き」を求める人の4つの条件