長男がサッカーをやっていて転んで、肘内障になって大変だったみたい。大事に至らなくて良かったです。

長男がサッカーをやっていて転んで、肘内障になって大変だったみたい。大事に至らなくて良かったです。

家の階段で転んで、頭から出血して縫ったとき以来ですかね。

で、肘内障ってなに?

https://welq.jp/4815

肘内障とは、子どもの肘が外れる(亜脱臼)こと

肘内障とは、主に5、6歳くらいまでの子供に起こる腕の脱臼のことです。正確には橈骨頭亜脱臼と言います。子どもと手をつないで歩いているときに、子どもが転びそうになったり飛び出しそうになったりしてとっさに手を引っ張った時、子どもが腕を動かさない、痛みで泣き出すなどの現象があれば肘内障である可能性が高いようです。

肘内障の症状

1.肘が伸びた状態でだらんと垂れ下がる。肘を曲げようとすると痛がる
肘内障は不完全な脱臼の状態になります。完全な脱臼ですと、関節包という繊維製の組織を破り、骨の関節の端の部分が関節包を突き破って外に出る状態になりますが、肘内障は関節包を突き破るのではなく、その中で関節端が少しずれる状態になります。

不完全とはいえ脱臼は痛みが伴い、曲げ伸ばしが難しくなります。そのため、肘内障の子どもは肘を曲げなくなったり痛がったりという症状が見えることがあります。
ちなみに、痛みが起こる箇所は肘の外側です。

2.肘以外に手首や肩に痛みを訴え、上半身を動かさないこともある
肘内障は肘部分の脱臼ですが、痛みが激しい時には手首や肩にも痛みが及ぶことがあります。肘以外にも手首や肩などの周辺部位に痛みを訴えるケースもあります。この場合、肩や手首が脱臼したと勘違いするケースもあります。

また、痛みがひどい場合は上半身を全く動かさない状態にもなります。この場合、上半身が麻痺したかのように見えることがあります。(擬制麻痺)

3.外観的には違いはあまり見られない
肘内障は亜脱臼なので、本人が痛がる、患部を動かさないなどの状態以外には一見すると外からはわかりにくいです。関節炎などによくある発熱や関節の腫れなどといった症状は見受けられません。そのため、実際の診察において肘内障である可能性が非常に高い場合はレントゲンを撮ることはほとんどありません。

肘内障は7歳くらいまでの疾患。成長とともになくなっていく
肘内障は、まだ関節が発育途中であったり、橈骨がきちんと成長しておらず軟骨の部分がまだ残っていることなどが原因で起こります。そのために関節や骨が形成される小学2年生くらいまでは起こりやすく注意が必要ですが、それ以降は橈骨の形が成人に近づくこともあって、肘内障を発症しなくなります。