ナイロビの蜂、社会への問題提起もしつつ、ハラハラさせられるストーリーで、よくできた映画です。

ナイロビの蜂、社会への問題提起もしつつ、ハラハラさせられるストーリーで、よくできた映画です。
この記事は 2 分で読めます

昔、見たことがあり、二度目なのに、また楽しめました。

エンディングがちょっと、消化不良ですが、リアルを追求するとこうなるのかもしれませんね。

日本人が水戸黄門が好きな理由もそのへんにあるのかもしれません。

http://www.amazon.co.jp/dp/B000HEZ4BY

外交官のジャスティン(レイフ・ファインズ)は、妻テッサ(レイチェル・ワイズ/本作でアカデミー賞助演女優賞を受賞)と駐在先のナイロビで暮らしていたが、ある日突然テッサが殺人事件で死亡したとの知らせが届く。疑念に駆られて真相を究明しようとするジャスティンは、やがて世界的な陰謀と対峙(たいじ)することになってしまう…。

『シティ・オブ・ゴッド』で注目されたフェルナンド・メイレレス監督が、現実にアフリカで起きた事件を題材にしたジョン・ル・カレの同名小説を原作に、壮大なスケールで描く力作サスペンス映画。劇場公開時はまるでラブ・ストーリーのような宣伝がなされていたが、実際はアフリカを食い物にする者たちの傲慢さや、それゆえの重々しい衝撃的悲劇を前面に打ち出した社会派映画で、その中から夫の妻に対する愛情をじわじわと醸し出していくといった構造である。結末がアメリカ映画らしからぬところも妙味。ただし、妻のキャラクターには賛否あることだろう。(増當竜也)