長女と一緒に百人一首。駄作としか言いようのないものもありますが、意外に奥深くて、面白いです。

長女と一緒に百人一首。駄作としか言いようのないものもありますが、意外に奥深くて、面白いです。

期末試験が近いということで、長女の暗記のお手伝いで、ノートを見て、百人一首の短歌の問題を出してみました。駄作もある中で、素晴らしい歌もありますね。

良かったものをピックアップしておきます。

  • 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ (大納言公任)
  • 夜をこめて 鳥の空音(そらね)は 謀(はか)るとも よに逢坂(あふさか)の 関は許(ゆる)さじ (清少納言)
  • 大江(おほえ)山 いく野の道の 遠(とほ)ければ まだふみもみず 天の橋立 (小式部内侍)

もともと知っていたもので、好きなのは、以下の通りです。

  • 花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに (小野小町)
  • 嵐吹く 三室(みむろ)の山の もみぢ葉は 龍田(たつた)の川の 錦なりけり (能因法師)
  • ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心(しづごころ)なく 花の散るらむ (紀友則)