え、そういうラストなの、完全に騙されました。いい意味で。
騙されて清々しい、という感じです。
ナチスという重いテーマをベースに、サスペンス要素を組み入れるというアイデアは素晴らしいし、ストーリーも完璧だったと思います。
最愛の妻ルースが死んだ。だが、90歳のゼヴはそれすら覚えていられない程、もの忘れがひどくなった。ある日、彼は友人のマックスから1通の手紙を託される。「覚えているか?ルース亡きあと誓ったことを。君が忘れても大丈夫なように、全てを手紙に書いた。その約束を果たしてほしい―」2人はアウシュヴィッツ収容所の生存者で、70年前に大切な家族をナチスの兵士に殺されていた。そしてその兵士は身分を偽り、今も生きているという。犯人の名は“ルディ・コランダー”。容疑者は4名まで絞り込まれていた。体が不自由なマックスに代わり、ゼヴはたった1人での復讐を決意し、託された手紙と、かすかな記憶だけを頼りに旅立つ。だが、彼を待ち受けていたのは人生を覆すほどの衝撃の真実だった―
他の人のレビューを見て知ったのですが、このゼヴの俳優さんは、サンドオブミュージックのトラップ大佐だったというのに、びっくりです。