三島由紀夫vs東大全共闘、面白かったです。何が良かったかって、三島由紀夫の映像を初めて見れたことです。思想は共感できないけど、人間としては好きなタイプでした。

三島由紀夫vs東大全共闘、面白かったです。何が良かったかって、三島由紀夫の映像を初めて見れたことです。思想は共感できないけど、人間としては好きなタイプでした。
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対立を煽っているけど、とても、和気あいあいとした雰囲気で良かったです。

40過ぎた成功者と学生なんで、経験の厚みが違うのは当然ですけど、格の違いを感じました。三島由紀夫のコミュニケーション能力が高いというか、器がでかいというか、人たらし、ですね。一緒に話したら、好きになっちゃいそう。逆に、芥正彦という人は、当時よりも現在の姿がガッカリしちゃいました。全然、上から目線なだけで、魅力的じゃないんだもの。

ただ、議論している内容はちんぷんかんぷん。1mmも理解できなかったです。言葉遊びしているようにしか思えなかったです。だから、なんなの、結論から言って、と言いたくなる気分。でも、当時は、こういう議論が普通だったんでしょうね。

内容としては、つまらないんだけど、史実の面白さで、補って余りある映像でした。

 

禁断のスクープ映像、その封印が遂に紐解かれた! 稀代の天才作家・三島由紀夫と、血気盛んな東大全共闘の討論会の全貌だ。時は1969年5月13日。東大駒場キャンパスの900番教室に、1000人を超える学生たちが集まり、三島を今か今かと待ち受けていた。旧体制変革のためには暴力も辞さない東大全共闘のメンバーが、この討論会の首謀者だ。世界各国が政治の季節に突入していたこの頃、日本でも自分たちの手で国を変えようとする学生運動が激化していた。今の日本では想像もつかないほど、センセーショナルな嵐が吹き荒れていた時代なのだ。そんな危険きわまりない若者たちが、「三島を論破して立ち往生させ、舞台の上で切腹させる」と盛り上がり、異様なテンションが充満している敵地に、三島は警察が申し出た警護も断り、その身一つで乗り込んで行った。

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