- 2014/04/19
念のため、再度、糸山氏の本を読んだけど、印象は変わりませんでした。全面的に信用はできません。
まず、同意できることは、計算でも漢字でもなんでもいいですが、詰め込むのは良くないということです。 で……
細かい設定や、登場人物たちの行動とか、ツッコミどころ満載ですが、ストーリーとしては、サイコパスに追い詰められていく主人公、そして、狂気が伝わってくるので、面白く見れると思います。
そして、辺見と両角と山城という、殺人鬼の系譜みたいなのがあるんだけど、ここが、あまり伝わらなかったです。言われてみれば、そういう解釈なのね、という感じだったので、もっと、直接的に表現したほうがいいんじゃないか、と思いました。
漫画家として売れることを夢見る主人公・山城圭吾(菅田将暉)。高い画力があるにも関わらず、お人好しすぎる性格ゆえにリアルな悪役キャラクターを描くことができず、万年アシスタント生活を送っていた。ある日、師匠の依頼で「誰が見ても幸せそうな家」のスケッチに出かける山城。住宅街の中に不思議な魅力を感じる一軒家を見つけ、ふとしたことから中に足を踏み入れてしまう。そこで彼が目にしたのは、見るも無残な姿になり果てた4人家族……そして、彼らの前に佇む一人の男。事件の第一発見者となった山城は、警察の取り調べに対して「犯人の顔は見ていない」と嘘をつく。それどころか、自分だけが知っている犯人を基に殺人鬼の主人公“ダガー”を生み出し、サスペンス漫画「34(さんじゅうし)」を描き始め、漫画は異例の大ヒットをするのだが…