老後の資金がありません、今の世の中をコミカルに描きつつも、ハートウォーミングな終わり方で、よくまとまっている映画だと思いました。

老後の資金がありません、今の世の中をコミカルに描きつつも、ハートウォーミングな終わり方で、よくまとまっている映画だと思いました。

不朽の名作とはなりえないかもしれませんが、じんわりと良さが伝わってくるストーリーで、大衆的な映画って、こういう感じなんじゃないかと思いました。

 

主婦・後藤篤子(天海祐希)は、困っていた。家計は妻に任せきりの夫・章(松重豊)の給料と篤子がパートで稼いだお金をやりくりして、フリーターの娘・まゆみ(新川優愛)と、大学4年生の息子・勇人(瀬戸利樹)を育て上げた。節約をモットーに、自分に許した小さな贅沢と言えば、月謝5000円のヨガ教室程度。憧れのブランドバッグも我慢して、老後の資金をコツコツと貯めてきた……はずなのに!身の丈に合っていたはずの篤子の生活が、突如綻び始めたのだ。入院していた舅の今際の際に、章の妹・志津子(若村麻由美)から喪主を押しつけられ、葬儀代400万円近くを支払うことに。折しも、密かに正社員登用を期待していたパート先をリストラ。なかなか次の仕事が見つからないところに、まゆみが結婚相手を連れて来た。

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