自己満足と独創性があるとしたら、マルホランド・ドライブは前者だと思う

ゴールデンウィークは何もすることがなく、レンタルビデオ三昧ですが、この映画ははずれでした。何せ、わかりにくい。どんなに、趣向を凝らしていたとしても、ここまでわかりにくければ娯楽としていまいちです。作った本人は、してやったり、という気分かもしれませんが、どうなのかなぁ、と思います。自分のプレゼンに酔っているコンサルタントのような感じです。クライアントはついてきていないけど、場の雰囲気でわかったフリをせざるを得ないだけです。

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『マルホランド・ドライブ』あらすじ(ネタバレあり)

※ざっくり言うと「前半は夢(願望充填のハリウッド)、後半は現実(罪悪感と崩壊)」です。

  1. 前半(“ベティ”の物語)
    田舎から女優志望のベティがLAに来て、叔母の部屋で**記憶喪失の女性(リタ)**と出会う。2人はリタの正体を追い、事件の匂い(黒幕っぽい男たち、謎の金、映画監督アダムに降りかかる奇妙な圧力)に巻き込まれていく。
    夜のクラブ「シレンシオ」で“不穏な儀式”を体験した後、青い箱が開かれると物語の前提が崩れる。

  2. 後半(“ダイアン”の現実)
    ベティはダイアンとして現れ、成功せず疲弊した女優であることが分かる。リタに似た女はカミーラで、ダイアンはカミーラへの執着・嫉妬・屈辱を抱え、やがて殺し屋に依頼してカミーラを殺したことが示唆される(合図が“青い鍵”)。罪悪感と妄想に押し潰されたダイアンは崩壊し、最終的に自滅へ。
    (“夢で理想の自分と理想の恋を見たが、現実は地獄”という落とし方)


世間一般の反応(ざっくり)

  • 批評・観客ともに高評価寄り。Rotten Tomatoesだと **Tomatometer 84% / Popcornmeter 87%**で、批評家の総評も「夢のように謎めいたネオノワール」といった持ち上げ方です。

  • 一方で、分かりやすい“解答”を求める人からは「難解すぎる」「煙に巻かれる」的な反応も出やすい作品(=好き嫌いがはっきり分かれるタイプ)。


私の評価(率直)

「謎解き映画」だと思って観ると腹が立つけど、
「罪悪感が作る夢と現実の地獄」を体験する映画だと思うと強いです。

  • 良い:前半の“甘い夢”の肌触りが巧すぎて、後半の現実が刺さる。

  • キツい:ロジックで全部を回収したい人には、ずっと“置いてかれる”感じが残る。


この映画が好きな人におすすめの映画

「現実が反転する」「夢/妄想/自己物語」「後味が残る」寄せで。

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