
最初は、安楽死について、どうあるべきなのか、自分や自分の家族がそういう状況になったら、どういう行動をとるのだろうか、などいろいろと考えていたんですが、事態は急転し、最後は手に汗を握る展開でした。
ストーリー的にうまいギアチェンジでしたね。
そして、木村佳乃の演技は、鬼気迫るものがあり、すごかったです。綾野剛の演技は演出なのでしょうが、ちょっと大袈裟すぎる気がしました。
そのドクターは、救世主か、猟奇犯か。「苦しむことなく殺してさしあげます。」ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。その人物の存在が明らかになったのは、「お父さんが殺された。」という少年からの通報がきっかけだった。警視庁捜査一課のNo.1コンビ犬養と高千穂は、さっそく捜査を開始。すると似たような事件が次々と浮上する。捜査チームのリーダー麻生、新米刑事の沢田、室岡、青木と共に事件の解明を急ぐが、被害者遺族たちの証言は、どれも犯人を擁護するものばかりだった。ドクター・デスは本当に猟奇殺人犯なのか?それとも救いの神なのか?そして、驚愕の事実と更なる悲劇が犬養と高千穂に降りかかる。130人を安楽死させた実在の医師をモデルにした禁断のクライム・サスペンス。
いやあ、うまいな、うまいな、と感心していたら、原作が中山七里じゃないですか。そりゃあ、そうだわ、と思いました。