それでも夜は明ける、奴隷制の酷さというか、歯止めの利かない人間の恐ろしさをよく表現しているけど、ちょっとテンポが悪い気がします。

それでも夜は明ける、奴隷制の酷さというか、歯止めの利かない人間の恐ろしさをよく表現しているけど、ちょっとテンポが悪い気がします。

人間は理由付けさえできれば、どこまでも残酷になれるんだなぁ、と改めて感じさせられる映画ですね。実話ベースというところが迫力を増しています。

ただ、誘拐されて、耐えて、助かった、という以外にドラマがなく、ただ様々な形の残忍な仕打ちを手を変え、品を変えて見せているという感じなのが残念でした。

それと、制作にかかわっていたからといって、最後にブラット・ピットが出てくるのは、いかがなものかと思いました。

1841年、ニューヨーク。家族と幸せな日々を送っていたバイオリン奏者ソロモンは、ある日突然誘拐され、奴隷にされる。
彼を待ち受けていたのは、狂言的な選民思想を持つエップスら白人による目を疑うような差別、虐待、そして“人間の尊厳”を失った数多の奴隷たちだった。妻や子供たちと再び会うために生き抜いた11年8カ月と26日間とはー。