松下幸之助のエピソードとして、しんがりの思想に載っていたのが、心に強く残りました。
以下は自分なりの解釈です。
- 「可愛げ」とは、人間らしさというか人間臭さじゃないでしょうか。たとえ、できる上司でも、冷静沈着・理路整然とした人って、何となく、この人のために頑張ろうとは思えない気がします。なんか、上司のそのまた上司に叱られてシュンとしていたり、思い通りにならないステークホルダーに激昂していたりするほうが、共感できるんですよね。まあ、この人のためなら頑張るかと思えます。人工知能が進歩しても、この領域は最後まで人間に残される領域じゃないでしょうか。
- 「運が強そうなこと」とは、自分の人生をベットするのに相応しいかどうかということだと思います、大袈裟に言えば。負けそうなリーダーって、もはやリーダーではないです。勝ち続けている実績がある、勝ちパターンがある、勝つための戦略を持っている、などポジティブな理由もそうですが、周辺の人の人望が全くないなどのネガティブな理由もありえると思います。その状況自体が物凄く運がいいとも言えますし。
- 「後ろ姿」は、外に対して戦っていること、挑戦していることじゃないでしょうか。特に安定的な組織になると、関心が内部へと向きがちです。なぜなら、そのほうが安易な道だから。そんな内向きな人は魅力的じゃないですし、外で戦っていれば、自分の身内を信頼して任せるしかなくなりますから、自然と一体感が出てくる気がします。
そして、私が思う成功するための要素をもう1つあげるとすれば、「ちゃんと見る」ということだと思います。仲間を個人として扱うことじゃないかな。上記3つだけだと成功はするけど、みんな幸せになったかどうかは微妙な気がします。幸せになるためにも、仲間のことはちゃんと見てあげましょう。
そんなことを考えながら、ふらふらと仕事をしている今日この頃です。