- 2015/03/13
考え方の考え方、ごくごく平凡な本であまり盛り上がりませんでした。途中で断念。
何となく惹かれて読んだのですが、まあ、普通なのと、アイデアを出す方法論に疑問も感じたので、いまいちで……
これを読んで、勝負強くなるのかと言えば、微妙なところ。将棋ファンには、興味ある内容だとは思いますが。
著者は「島研」を主宰し、羽生善治、森内俊之、佐藤康光という三人の名棋士の成長を十代の時からつぶさに見守ってきた。
著者は語る。「羽生善治という存在を中心として、佐藤康光・森内俊之の追いかけ、追いつきそして並走し、また抜きつ抜かれつの、長い戦いの中で見せる棋士の弱さや脆さを、みんなが鍛錬の中で身につけた全人的強さで克服していく過程こそが、私が長年圧巻の思いで見続けている物語なのである」。
トップクラスで戦い続ける三人の、長持ちする驚異的な技術と、それを支える精神構造の秘密がこの一冊に結実している。
将棋ファンはもちろん、ビジネスマンにも参考になる「心の鍛え方」のヒントが満載である。