できない人ほど自分のことを過大評価する、実力がないのに過信していないか、に激しく共感。

できない人ほど自分のことを過大評価する、実力がないのに過信していないか、に激しく共感。

本当にそう思います。

ポーズ、もしくは、ブランド作りとして自信満々に振る舞っている人は別として、心の底から自分を過大評価している人は、結局、大したことないことが多いですね。わかっていても、その自信にたまに騙されてしまいますが。

原因としては、できない人とはリスクを察知できない人で、リスクを察知するために自分以外を軽んじないという姿勢が大切だから、ということだと思います。もしくは、自分自身の弱点を知ったうえで、行動をコントロールしている人こそができる人だから、かもしれません。

あなたの周りにはいないだろうか? 実力がないのに、自分はできると過信していたり、問題の難しさ、やっかいさを考えずに安請け合いする人が。

一方、仕事ができる人、ものごとがわかっている人は、見込みについて案外慎重である。完成したプロジェクトの質についても、手放しでは褒めないことが多い。

できない人ほど自信があり、できる人ほど慎重である。

このような私たちの日常における直観をきちんと科学的なデータで裏付けた研究がある。論文を書いたアメリカのコーネル大学の研究者の名前をとって「ダニング=クルーガー効果」と呼ばれているこの現象は、社会で起こっているさまざまな出来事を理解するうえで役に立つ。

ダニングとクルーガーは、大学の学生の成績と、自己評価の関係を調べた。その結果、成績が悪い人ほど、自分が全体の中で占める位置を過大評価していること、一方優秀な人は自分のレベルを控えめに評価していることを示したのである。ダニングとクルーガーのこの論文は多くの研究者によって引用され、イグノーベル賞も受けた。

http://president.jp/articles/-/22204