- 2011/08/14
北北西に進路を取れ、今見ても、ドキドキする傑作です。さすが、古典は面白いです。
高校の時の漢文の先生が、古典を読めば間違いと言っていたのを思い出しました。古典は長い年月をかけて淘汰……
本格的な虐待親については、そもそも、そもそもこんな本を読むとは思えないので、インテリ虐待のケース、特に、中学受験で過熱している親なんかは、読んでおくべきだと思います。
本当に子どもが中学受験したいと言っているのか、親のエゴじゃないのか、と自問自答することが定期的に必要なんじゃないでしょうか。
とは言うものの、多少の無理をしてでも、いい子を演じざるを得ない子どもっていうのは、量とか深刻度は別にして全員に当てはまるように思うんですよね。子どものやりたいように、やらせていたら、しつけも何もあったもんじゃないですし、効率的じゃないですから。
だから、知識として、子どもがいい子になっているときは危ない、ということを持っておくことが重要な気がします。
意外なことに、刑務所への出入りを繰り返す累犯受刑者には「いい子」だった者が多い。自分の感情を素直に出さず、幼少期から無理を重ね、親の期待する役割を演じることに耐えられなくなった時、積もり積もった否定的感情が「犯罪」という形で爆発するのだ。健全な子育ては、「いい子」を強いるのではなく「ありのままの姿」を認めることから始まる──。矯正教育の知見で「子育ての常識」をひっくり返す。
第1章 明るく笑う「いい子」がなぜ罪を犯すのか
第2章 少年院に入ると、さらに悪くなる
第3章 受刑者の心の奥底にある幼少期の問題
第4章 「つらい過去」に蓋をしてはいけない
第5章 子どもの前に、親が自分自身を受け入れる
第6章 幼少期の子育てで知っておきたいこと