生産性、採用基準よりは、こちらのほうが納得できる内容が多く、参考になりました。

元マッキンゼーの伊賀康代の本で、採用基準の続編です。

http://konchan.net/x/archives/7205

どちらの本もマッキンゼー万歳の本な印象なんですが、こちらの生産性のほうが実践できそうな気がしました。

特に、納得・共感できたことは、

・付加価値のない仕事を単金の安い人に委託すると、付加価値のない仕事がそのままになり、改善できるようにならない。

・コストセンター組織の目標設定は、生産性の向上にすべきであり、「成長=今年の生産性÷去年の生産性」である。

・会議の生産性を上げるには、会議時間を短くすることでなく、目的を達成することである。

ということです。

逆に、イマイチ納得できなかったのは、トップパフォーマーの育成についてですかね。あと、資料の作り方はマッキンゼー流でもなんでもなく、常識では、って感じでした。もちろん、常識が身についていない人は多いと思いますけど。

 

いまの「働き方改革」において、最も重視されるべきは生産性である。
かつて日本企業は生産現場での高い生産性を誇ったが、ホワイトカラーの生産性が圧倒的に低く世界から取り残された原因となっている。
生産性はイノベーションの源泉でもあり、画期的なビジネスモデルを生み出すカギなのだ。
本書では、マッキンゼーの元人材育成マネージャーが、いかに組織と人材の生産性を上げるかを紹介する。