確かに全否定する言葉を言わないほうが良いのは、その通りだと思うけど、絶対に言ってはいけない、ってほどではないと思います。
なんか、煽りすぎ。
そこまで、戦々恐々としていたら、子育てが楽しくなくなっちゃうじゃん。
イラッとしたときに、そういう全否定するような言葉が出ちゃうのも人間だし、言っちゃった後のフォローや、常日頃の接し方のほうがはるかに大切だと思います。
そして、人格・能力・存在のうち、能力については、ダメなものはダメと言ってあげることは重要です。能力がないのに、能力があると思い込んでしまうことのほうが悲劇だからです。
ここまで、人格否定の言葉、能力否定の言葉、存在否定の言葉がどれだけ子どもを傷つけるか見てきました。親が軽い気持ちで発した無遠慮な一言が、子どもを深く傷つける可能性があるということを、すべての親たちに意識していてほしいと思います。
とくに気をつけてほしいのは反抗期の子を持つ親です。子どもの反抗的な態度にイライラして、日頃は気をつけて言わないようにしているひどい言葉を、つい言ってしまうということがありうるからです。
あなたが、子どもに何気なく言っている言葉は大丈夫でしょうか? からかい半分の言葉、冗談半分の言葉、いわゆる「ツッコミ」といわれる言葉などは大丈夫でしょうか? 子どもは笑いながら聞いているように見えても、本当は心の中で傷ついているかもしれません。
今までこういった言葉を発していた人は、今日を限りにやめましょう。そして、これらとは正反対の言葉を子どもに贈ってあげてください。いちばんよいのは子どもの存在を無条件で丸ごと肯定する言葉です。