リクナビの「内定辞退率」サービス廃止、そんなことせずに、継続すればいいのに。どう使うかも企業のAIリテラシーだし、学生も嘘をついて就職しても意味ないから。

リクナビの「内定辞退率」サービス廃止、そんなことせずに、継続すればいいのに。どう使うかも企業のAIリテラシーだし、学生も嘘をついて就職しても意味ないから。

(企業サイド)

企業がこのデータをそのまま使うとはあまり思えず、ここ数年は、精度を見極める段階な気がするので、使わせておけばいいんじゃないでしょうかね。

そして、将来的に精度が高くなったとしても、この内定辞退予測率で合否を決めるというよりは、何人多めに内定を出すかを決める意思決定にしか使わないと思います。

だって、内定辞退率が多少高くても、優秀な学生が欲しいから。

 

(学生サイド)

内定辞退率が高いのに、面接では、御社が第一志望です、と嘘をつく必要がなくなっていいんじゃないでしょうか。志望度で評価を上げるのではなく、即戦力やポテンシャルを磨くことに注力できて、変な駆け引きが減って、良いと思います。

確かに、個人情報は保護しなければならないものだけど、これ、SNSから情報を取れるようになっちゃったら、もう防ぎようがないです。

建前は利用しないと言っておきながら、裏で活用するよりは、もう、開き直って、堂々と活用します、のほうが良いと思うし、その前提でどう生きるかを考えたほうが建設的だと思います。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019080501039

就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(東京)は5日、就職活動中の学生の「内定辞退率」を企業に販売するサービスを廃止したと発表した。同社は、一部の学生の同意を得ずに外部へデータを提供。学生の信頼を損ねたサービスの継続は困難と判断した。企業には提供情報の破棄を呼び掛け、対象の学生にはメールで謝罪する。

無断でデータを使用された学生数は7983人に上った。問題となったのは「リクナビDMPフォロー」。内定辞退者のサイト内の閲覧履歴を基に、就活学生の内定辞退率を分析した。昨年3月から38社に販売していたが、政府の第三者機関から「学生への説明が不十分だ」との指摘があり、7月末で販売を一時休止した。