算出の根拠はわからないものの、期待値計算としては、その通りなのかもしれませんが、つまらない考え方ですね。
親が子どもに教えるのは、より多く稼ごうと努力するマインドか、現状の稼ぎで満足する欲望のコントロールじゃないかと思います。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00067/080600009/
2018年の賃金構造基本統計調査から推計すると、60歳まで企業で働いた場合、高卒者の生涯年収(月収とボーナスの合算)は1億8400万円。大卒者は2億3900万円となり、生涯年収には5500万円のアドバンテージがあるとされる。ところが往々にして、都市部での生活コストは地方より高くなりやすく、バブルの指摘が絶えない住居費をはじめ、例えば地方に残した親と別々に暮らせば、介護や子育てなどでその分、費用が上乗せになる。
そして教育費。「大卒型人生モデル」は子供も大卒者にするケースが大半で、「より上質の大卒型人生を子供に歩ませたい」という思いも重なって教育に熱が入る。こうして膨らむ生活コストは、5500万円のアドバンテージをそぎ落とすであろうことは容易に想像可能だ。「老後資金が2000万円不足する」。そんな時代の到来に不安を抱くべきは、「大卒型人生モデル」の人の方なのかもしれない。