- 2019/09/29
長男が泊まりでお出かけ中。いないと静かなのはいいけれども、やっぱり、なんだか寂しいですね。
老後の予行練習ですね。 そういう意味だと、あとちょっとで、子育てはおしまい。もう子どもとしてではなく……
おおとたしまささんの本って、中学受験ブームに乗っかって、商売として書いているんじゃないの、というものが多いという印象で、あまり好きじゃなかったのですが、これは、良かったです。
ブームは過熱しすぎなんじゃないの、子どものことを考えようよ、というスタンスが明確で。
「教育虐待」とは、「あなたのため」という大義名分のもとに親が子に行ういきすぎた「しつけ」や「教育」のこと。どこまでの厳しさは許されてどこからが教育虐待なのか、教育虐待を受けて育つとどうなるのか…。気鋭の教育ジャーナリストが壮絶な現場に迫りその闇を照らす「救済の書」。
日本における虐待の総数って、長いスパンで見ると、子どもの数が減っている割合以上に減っていると思っていて、それは、なんだかんだ言って、日本人が全体的に豊かになったおかげじゃないかと。
印象では虐待が増えたと思っている人も多いと思うけど、それは、ニュースとして取り上げられる回数が増えたせいじゃないでしょうか。ネットの力で、近所の些細なニュースが全国区になりやすくなったので。昔だったら、虐待が起きていても、知っているのはごく一部の周りの人だけですから。
それに比べて、教育虐待というのは、比較的、新しいですね。
これは、親がある程度、ヒマじゃないとできないですから。豊かになって、時間ができて、子どもを監視可能になって生まれちゃいました。もう、死ぬほど忙しかったら、教育虐待している余裕なんてないですから。自分のことで精一杯なんで。
虐待まではいかないけど、過干渉とは、常に隣り合わせという家庭は多いと思います。かく言う私も、放任主義にしようと思いつつも、口を出しすぎなのかもしれません。
常に、反省しながら、子育てしていかないといけませんね。