なぜか「そこひなき 淵やは騒ぐ 山川の 浅き瀬にこそ あだ波は立て」という短歌を急に思い出しました。なんでだろう。

なぜか「そこひなき 淵やは騒ぐ 山川の 浅き瀬にこそ あだ波は立て」という短歌を急に思い出しました。なんでだろう。

確か、中学生のとき、古文で習ったような記憶が・・・。

それは置いといて、調子のいいことばかり言う奴は信用できないなぁ、と思ったから、連想されて出てきたのかもしれません。

 

《出典》古今和歌集<恋四・七二二>
《作者》素性法師(ソセイホウシ)

【そこひなき淵やは騒ぐ山川の浅き瀬にこそあだ波は立て】
(そこひなきふちやはさわぐやまがはのあさきせにこそあだなみはたて)

《訳》
底知れぬ深い淵は、波が立ち騒ぐことがあろうか。いやきわめて静かだ。山中の川の浅い流れにこそ、かえって波がいたずらに音を立てるものだ。
《参考》
恋の相手から、すげないととがめられたときの作だろう。愛情の深い者は、むやみに口に出したりはしない。心の浅い者に限って、ちやほやと実のないことばが多いものだ、と自己の誠実さを宣言した歌。また人事一般の比ゆとも解釈できる。

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