- 2014/02/15
君に友だちはいらない、良い本なのだけれども、最初の衝撃が薄れ、少しマンネリ化の傾向かな。
一番最初に読んだ「僕は君たちに武器を配りたい」は、その小気味良い文体と共感できる目からウロコの内容に……
戦車を操るソ連の兵士たちの結束に共感したのかもしれません。チームビルディングの教材に使いたいぐらいです。
戦車が第二次世界大戦では、かなりアナログな兵器だったというのも、人間味があって、映画に引き込まれる要素だった気がします。
第二次大戦下、ソ連の新米士官イヴシュキンは初めて出撃した前線で戦いに敗れ、ナチス・ドイツ軍の捕虜となってしまう。収容所で行われるナチスの戦車戦演習のため、ソ連の最強戦車T-34を操縦することを命令されたイヴシュキンは、同じく捕虜になった仲間たちと隊を組み、あまりにも無謀な脱出計画をたてる。実弾を装備することは許されず、ひたすらナチスの戦車軍から逃げ惑うことしかできない、必ず死が待っているはずの演習。しかし、男は仲間のため、そして収容所で出会った愛する人のため、ナチスの軍勢に立ち向かう-!