- 2015/01/23
歴史の導入教材は漫画にしようと思っていたんですけど、新聞という選択肢にしてみました。
社会って興味を持てないと、覚えるの苦行以外のナニモノでもなくなってしまうので、まずは、簡単なところで……
言っている内容には、同意するけれども、そんなの、フランスとか哲学とかを持ち出さなくても、ちょっと考えればわかるだろうに、と思いました。
だって、私自身は、人と違う意見を言うのにあまり抵抗のない人種なんで。
「会議でコメントを求められると、あわててパニックになってしまう」
「社会問題について意見を求められてもテレビやネットの受け売りになってしまう」
「就活のグループディスカッションで考えが何も思い浮かばない」…このように、自分の意見が思いつかない(どう考えたらいいのかわからない)という状況はよくあります。
私たちは学校や日常生活で「自分の意見」を述べる機会を持たないまま、社会に出ます。そのため、コメントを求められると何をどう考えればいいいのか、迷ってしまうのでしょう。
でも、考えるときの「手がかり」さえつかめれば、オリジナルの意見を組み立てることが可能です。
本書は、この「手がかり」を5つのステップでマスターできるよう設計しました。
5つのステップとは、フランスの高校生たちが受験する高校卒業認定試験(バカロレア)の哲学科目対策をアレンジしたもの。
これでもう、「あなたはどう思いますか?」を怖がる必要はありません。【第1章】フランス人は「考え方」をどう学ぶのか
【第2章】問いを立てる――旗を立てる
【第3章】言葉を定義する――ダイヤルを合わせる
【第4章】物事を疑う――頭のなかに余白をつくる
【第5章】考えを深める――思考の海に潜る
【第6章】自分の答えを出す――立場を選び取る