- 2023/08/22
言葉のズレと共感幻想、個別に面白いところはあるんだけど、対談形式のせいか全体が整理された状態で頭に入ってきませんでした。
同じように話をしていても、意味している言葉が違っていて、嚙み合っていないというのは、確かによくありま……

謎解きとしては、テンポはあまり良くないにもかかわらず、殺人をしたけど、友人が罪を一人で背負ってくれたという負い目が、どんよりした空気感が、私は結構、好きでした。
そして、真相も、現実味はないけれども、納得感はあったし、それなりのどんでん返しが小気味良かったです。
https://www.netflix.com/jp/title/82128498

本作は、幼なじみたちが背負った「ある罪」と、それから22年後に発生した新たな殺人事件を軸に、「罪」と「悪」「正義とは何か」という問いを浮かび上がらせるノワールミステリーです。
昔、14歳の少年・正樹(または13歳という表記もあり)が殺され、幼なじみの少年グループがその事件に関わる。誤った結論を出し、1人が“犯人と思われる老人”を殺害し、自宅に火を放った。
時を経て、大人となった幼なじみたちが再会。警察官になった者も、建設会社を経営する者も、引きこもりをケアしている者も。そんな彼らの前に、かつての事件と似た“橋の下で見つかった少年の死体”が現れ、再び過去の罪が問い直される。
映画は、「誰が本当の悪か?」「罪を背負うとはどういうことか?」といったテーマを、幼き日の過ち・沈黙・再出発の視線で描いています。
「登場人物たちの“沈黙”や“後ろめたさ”が日常の中に滲んでいて、つい見入ってしまった」など、演技と心理描写が刺さったという意見が多い。
サスペンスの導入が強く、「最初から引き込まれた」「過去と現在を交錯させた構成が巧み」というレビューも。
テンポや展開が重く、「ずっと暗くて救いがない」「後味が悪かった」という感想も。
登場人物や背景が多く、把握が追いつかないとの指摘あり。
評価数としては平均「★3〜3.5」あたりというデータも。
「善と悪」「罪とは何か」という重いテーマを扱いながら、心理サスペンスとして一定の成功を収めている作品。ただし、軽く観られるエンタメというには重厚で、見る人によっては“重さ”がネックになる可能性もあります。
以下は「幼なじみ/過去の罪/再会/ミステリー・サスペンス」の要素を共有する作品群です。
| タイトル | どこが似ているか |
|---|---|
| 悪の教典 | 学校・教師・若者の罪と救済を描いた衝撃のサスペンス。罪と悪の境界に迫る構造が共通。 |
| 探偵はBARにいる | 過去の事件と現在が繋がる構図、ダークな人間関係とノワール的な雰囲気が近い(ただしジャンルは探偵モノ寄り)。 |
| そして父になる | 犯罪・過ちではなく子どもの取り違えを通じた「罪/親の責任/再構築」のテーマが深く、雰囲気として通じるものあり。 |