結末はわかっているものの、どこかで違う結末を期待しながら見ちゃいました。さすが、アル・パチーノ。
更生しようとしても、巻き込まれていく、人生の悲哀を感じました。失敗が失敗を呼んで、転がり落ちるってことありますからね。
それにしても、あの弁護士はクズですね。
古い映画だからかもしれませんが、ストーリーがしっかりしていて、派手なアクションやCGに頼っていないのが、小気味いいです。おすすめ。
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かつて暗黒街の大物として鳴らしたカリート(アル・パチーノ)は、刑務所を出所してかたぎになろうとするが、恩人弁護士(ショーン・ペン)の危機を救ったことから再び抗争に巻き込まれていく…。
ブライアン・デ・パルマ監督とアル・パチーノが『スカー・フェイス』以来久々にコンビを組んだ作品。ただし今回はバイオレンス・アクションは控えめに、むしろ主人公のどこかせつなげな生きざまに焦点を当てており、どちらかといえば男の渋さを感じさせる作品となっている。大作。ただし、それでも電車内で追われるシーンなどダイナミズムの準備に怠りはなく、映像の技巧派デ・パルマならではのカメラ・ワークの妙などもとくと楽しめる逸品に仕上がっている。(的田也寸志)