スターウォーズのエピソード1をレンタルして観ました。やっぱり、古典的作品は満足度が高いですね。

スターウォーズのエピソード1をレンタルして観ました。やっぱり、古典的作品は満足度が高いですね。

そもそも、ひかりTVにスターウォーズがラインナップにないというのが気に入らないのですが、長男の友達が観ていて、話題についていけないので、わざわざ借りてきてみました。

以前に観たことはあったのですが、再び、観てもハラハラしました。

ダースベイダーがとても可愛らしくて、無条件に応援してしまいました。

エピソード4以降への伏線が散りばめられていること以外は単純なストーリーですし、ジェダイの凄さもまるで感じないんですけど、テンポのせいか楽しく見ることができました。

「これは嫌な予感がするな」、スターウォーズ:エピソードI、ファントム・メナスでユアン・マクレガー演じる若き日のオビ=ワン・ケノービは宇宙船から降り立ち、こうつぶやく。映画史上他に類のないほど待ち望まれた作品の冒頭部分である。しかし、彼の台詞は、スターウォーズサガ最初のエピソードからのファンが、心中密かに抱いている気持ちを代弁しているかのようだ─「そう、間違いなくこれはスターウォーズだ。でも、果たしてこれは自分の好きなあのスターウォーズだろうか」。
確かに前作は見た人の期待感をあまりにも高めすぎたので、次に来るのがどんな作品でもこの期待に応えられるほどのものにはなりえなかっただろう。他のスターウォーズ映画同様ファントム・メナスも、難解なひねりのある話の筋やわずかなヒント、もどかしい会話を売り物にしている。しかし、残念なことにハン・ソロの威張った態度は見られないし、ダース・ベーダーが苦しそうな息づかいでじわじわとせまってくる怖さがないのもつまらない。そうかと思うと、一見神秘的なようで実はちんぷんかんぷんな出来事は今作でもまだ、やりすぎなくらいふんだんに盛り込まれている。

そして、22年前みんなを惹きつけたスターウォーズの斬新さの一部はすでにお決まりの見慣れたものとなってしまった。が、それでもまだ、賞賛すべき点は沢山ある。なかでも、特撮技術は驚くほどの進歩を遂げた。映画の中の3つの世界は、微細なところまで映し出された生物と植物と地平線を組み合わせて使うことで息吹を吹き込まれ、アクション・戦闘シーンは複雑になって手に汗にぎる迫力だ。特にあのワンシーン、タトゥイーン砂漠でのアドレナリン噴出もののポッドレースに比べたら、ベン・ハーの戦車レースなんか日曜日の公園のお散歩ぐらいにしか見えない。

役柄に関しては、新登場のキャラクターに混じって、おなじみの脇役たちの姿もちらほら目に付く。R2-D2とC-3POが初めて出会うシーンはあるし、ジャバ・ザ・ハットはちょっと若くてスリムに見える(だからと言って、決して若く、痩せているわけではないが)。そしてヨーダはこれまでで最高に気難しい。ナタリー・ポートマン演じる威風堂々たるアミダラ姫は、レイア姫がだらしなく見えるくらい立派な髪型をして、すごいレーザーを使う。クワイ・ガンはすぐにいなくなってしまったが、オビ=ワンの活躍はまだまだこれからだ。ゴム人形とカエルとヒッピーをかけあわせたようなジャー・ジャー・ビンクスが映画に軽い、笑いの要素をもたらすのに対して、シスの暗黒卿ダース・モールはすさまじい恐怖のオーラを持っている。アナキン・スカイウォーカーのベビーフェイスでは、フォースを駆使してライトサーベルを使いこなすには(そしてその後ダース・ベーダーになってしまうには)ちょっと若すぎるし純粋無垢すぎるんじゃないかと疑いがちだが、彼の子供らしい元気さに、ついそんなことは忘れてしまう。

映画の最後の方に、新しく共和国のリーダーになったパルパティーンが幼いアナキンの頭をなでながらこう言うシーンがある。おそらくエピソードIIを心待ちにしている多くのファンが同じ気持ちを抱いていることだろう。「我々は君の成長を多いなる関心をもって見つめていくことだろう」ほんとにそのとおり!(Tod Nelson, Amazon.com)