全思考、軽い感じで読めて良かったです。ビートたけしって、好きじゃなかったんですけど、少し考えが変わりました。

内容が濃いわけではないので、もう少し薄い本にしたほうが良かったように思います。

タブーを気にせず言い切っているところは痛快ですが、書評にあるほどの高尚なものじゃないです。もっとも、高尚なものが素晴らしいというわけではないですけど。

生死、教育、人間関係、作法、映画—-。
五つの角度から、稀代の天才が、
現代社会の病巣にメスを入れる!

「金がないことを『下流社会』と呼ぶ下品さに、なぜ誰も気付かないのか!?」
「人間は平等じゃない。努力したってダメな奴はダメ」
「『みんな仲良く』なんて言うから、イジメが陰湿になるんだ」
「漫才ブームの頃、女の子とセックスしながら、漫才のネタをノートに書いていた」
「携帯電話とインターネットによる、人類総奴隷化の企みに気付かないのか?」
「人類は英知を結集して、人間の脳味噌を退化させるという文明のパラドックスが生まれている」
「飢餓に苦しむ人々の横で、映画を撮っている不条理」

北野武の”日々の思考”が、本書で全て明らかになる。
世界の真理に迫る、最新エッセイ決定版!! –このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。