- 2015/09/23
誕生日のプレゼントとして、長女にガチャガチャを買ってもらいました。楽しみ。
なんでそんなのを欲しくなったの、という基本的な質問はやめてください。欲しくなったから、欲しくなったん……
会社にいる一部の超難関中学出身の人たちを見て、そう思います。この人たち、小学校時代は天才と呼ばれていたんだよね。でも、全然、パフォーマンスを出せていないじゃん。
社会に出て通用する、そして、社会に役立つという観点で、受験勉強を考えて欲しいですね。中学受験が、だんだん、クイズ番組の延長線上になりつつあるような気がします。
http://ameblo.jp/well-rounded-education/entry-12223925011.html
受験サイトなどを読むと、塾に行かなかった子は入学後に疎外感から学校生活に支障をきたすとまで言い切る講師までいて、バカじゃないの!と思ってしまいます。確かに入試の時に塾ごとにエイエイオーとかやってますね。日本的な群れの意識を子供達に植え付けているのは、いい大人達やん。そんなの大学以降は何の役にも立たないことを教えるべきだと思うわっ!
このブログで紹介されていた内容もなるほどと思いました。少し、盛っている感もありますが、中学入試は「塾業界の都合」に支配されているというのは当たらずといえども遠からずだと思います。
つまり、現在の受験対策で必須とされているカリキュラムは、親や子どもといった消費者側のニーズによって作られたものではなく、あくまで供給側の都合によって作られたものなのだ。そしてこの「受験産業の都合」は、受験サービスだけでなく、なんと中学が行う入学テストの形式にまでその影響力を拡大することになる。
受験塾が組織化し、大企業へと成長していくことで、その影響力は学校にまで及んでいく。なぜなら大量の生徒という母集団を持つことになった受験塾は、学校からすると、営業して生徒を送り込んでくれるようにお願いする存在になったからである。これは大きな転換点だ。それまで学校は自分たちの理念に従って、生徒を募集し選抜してきたが、受験塾と仲良くしなければ生徒が来ないで定員割れになるという、死活問題へと発展しかねない事態になったのである。こうして塾の影響力は拡大の一途をたどる。
さらに受験塾は、偏差値という仕組みを発明する(正確には偏差値を学校の評価に応用する)。現在でも学校選びの基準として偏差値を利用している保護者は少なくないだろうが、この偏差値を決めているのはもともと塾なのである。その仕組みはこうだ。
このとき、もし高い偏差値の子どもが受からないという事態になれば、塾の信頼は大きく傷つくことになるだろう。そこで塾は、自分たちのテストと同様のテストを出題する学校に生徒を送り、まったく異なるテスト形式の学校は敬遠するようになる。すると必然的に敬遠された学校は、高い偏差値の生徒が来なくなるので、学校自体の偏差値も下がってしまう。逆に、塾から高い偏差値の生徒を送り込まれた学校は、偏差値を上げることができる。
実際にこの仕組みを利用して、短期間に偏差値を大きく上げた私学は数多く存在する。また受験塾はこの仕組みを利用して、自分たちのアドバイスサービスが本番で効果を発揮するように、学校のテスト形式にまで影響力を拡大していったのである。
こうして「受験産業の都合」は、現在、私たちが当然と思っている受験システムを確立し、支配してきたのである。