終わった人、定年後の人の気持ちというか、人間の嫉妬心は共感できます。定年後に、共感できると言える人生を送れているといいのですが。

終わった人、定年後の人の気持ちというか、人間の嫉妬心は共感できます。定年後に、共感できると言える人生を送れているといいのですが。
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今はまだ現役で仕事をしているので、書かれていることをそれなりに客観的に受け止めることができるけど、自分がリタイアしたら、そのときに共感できるかどうかわかりません。

失敬なっ、などと怒るかもしれません。特に、自分の生活が充実していない場合に。

主人公のプライドだけ高くて、素直なコミュニケーションが取れなくなっている心の動きについては、とても共感できたのですが、出来事はなんとなく嘘っぽかったです。

会社の社長になったり、その会社が倒産して主夫になったりとか現実味がないです。思いを寄せている女性が親戚と付き合ったりとかもそうです。なんか、後半からは、出来事が上滑りしている気がしました。最後、新幹線で奥さんが追いかけて来るところなんて、その一番の象徴です。

 

定年って生前葬だな。
衝撃的なこの一文から本書は始まる。
大手銀行の出世コースから子会社に出向させられ、そのまま定年を迎えた主人公・田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れる。年下でまだ仕事をしている妻は旅行などにも乗り気ではない。図書館通いやジムで体を鍛えることは、いかにも年寄りじみていて抵抗がある。どんな仕事でもいいから働きたいと職探しをしてみると、高学歴や立派な職歴がかえって邪魔をしてうまくいかない。妻や娘は「恋でもしたら」などとけしかけるが、気になる女性がいたところで、そう思い通りになるものでもない。
これからどうする?
惑い、あがき続ける田代に安息の時は訪れるのか?
ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す──。
シニア世代の今日的問題であり、現役世代にとっても将来避けられない普遍的テーマを描いた話題沸騰必至の問題作。

 

これ、映画化されるみたいですが、舘ひろしと黒木瞳でしょ。こんな美男美女じゃないんですけどね、イメージは。

関係ないですが、黒木瞳は、子どものしつけをもっとちゃんとやって欲しいです。定年する前にやることあるでしょ、って感じです。

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