- 2018/03/18
グレムリン、意外に盛り上がりました。古い映画で今でも残っているものは、それなりに面白いですね。
ギズモ、そんなにかわいくないです。ちょっとチャッキーっぽいですし。 つっこみどころ満載ですが、家族で……
所謂、英語らしい表現、つまり、相手に伝わりやすい表現についての著者に説明は説得力があります。
だけど、その理屈がわかったからと言って、理屈通りに話すことができるかというのは、かなりの訓練が必要で、ギャップがあるように思いました。
語学学習に王道はないのかもしれません。
ただ、英作文を考えるときなど、瞬時に解答しなくてよいケースでは、この本の考え方で文を組み立ててみると、シンプルな英語になって、ネイティブっぽくなる気がしました。
難しい英文も“3語”で表現すれば簡単に 21万部売れた英語本のシンプルな方法論
タイトルの「3語」とは、学校で英語を少しでも学んでいれば見覚えがあるだろう、「主語・動詞・目的語」(SVO)のこと。たとえば、「私は新製品の企画を行っています」という文章を「I am making a plan for new products.」と訳しても、文法的には間違いではない。だが本書がすすめるのは、「I plan new products.」と訳す発想だ。文法的な正しさ、内容の正確さは同じ。しかし、よりシンプルで伝わりやすい。英語を母語としない人が迷いがちな、冠詞や前置詞といった要素も文章から減らせている。極めて明快かつ実践的なロジック。こうした内容が、英語学習の初心者から、文法偏重の詰め込み教育で身につけた知識の一歩先を目指す人まで、幅広い層に支持され、ヒット作の多い英語学習書の中でも頭ひとつ抜けた売れ行きを見せている。
「著者はもともとTOEICで950点くらいのスコアをお持ちだったそうなのですが、就職してみると自分の英語がまったく仕事では通用せず、その後、特許翻訳という特殊な業務に携わるようになってさらに苦労されたそうなんですね。そうした中で、難しかった英文がSVOを使うと簡単になる経験をされた。本書の内容は、とてもきちんとしたバックボーンを持った人が、苦しみの中で編み出した方法論なんです」(担当編集者の中村明博さん)
タイトル詐欺のような本も多いジャンルだが、本書は別物と見て間違いない。
評者:前田 久
(週刊文春 2017.06.08号掲載)
★本書の構成
第1章:「日本人の英語」が伝わらない理由
「be動詞を使いすぎる」「イディオムにこだわる」etc 英語を組み立てるとき、日本人が陥りがちな問題について説明します。第2章:「3語の英語」は動詞が決め手
動詞の使い方をほんの少し変えるだけで、一気に伝わる英語になります。第3章:これでOK! 「3語の英語」の組み立てパターン
「4つの主語」と「基本動詞・応用動詞」をもとに、3語の英語の組み立てパターンを徹底解説!第4章:「3語の英語」に情報を足していく
微妙なニュアンスの調整、あるいは、より多くの情報を伝えるための方法論を紹介します。時制、助動詞、副詞etc第5章:実践! 「3語で伝える」ために、ここはバッサリ捨てましょう!
「学校英語」を捨て去り、「3語の英語」をマスターするための実践トレーニングを行います。