- 2021/09/23
無垢なる証人、なんとなく結末はわかったものの、どうなるのかハラハラする映画です。冷静に考えればわかることなのかもしれませんが、黒幕にはびっくりしました。
テンポが良くて、手に汗を握るし、盛り上がる映画です。 そして、家政婦が地味に怪演だと思いました。 &……
間違いなく良い本です。参考になる点、今すぐに自分たちで取り入れなければならない点もたくさんあります。
ただ、ビジネス(会社)に応用する場合、以下の3点が問題になる気がします。
・集団が大きくなると、全員が同じ目的に向かって、というのが難しいこと。
→部活なら、勝つことを目的とすることでブレない気がしますが、会社でシェアNo.1を全員で目指すというのは、ベンチャー企業ならできても、大きくなると難しい気がします。
・構成するメンバーが比較的同質でないこと
→部員は基本的に世代が同じだし、スポーツをやっている大学生という点で、似たような価値観を持っている人が多いから、求心力がありそうです。会社だと60歳近いおじさんと20歳そこそこの新入社員だと、もう親子なんで、目的を共有したとしても、なかなか難しいんじゃないでしょうか。
・短期決戦じゃなくて長期戦であること
→部員は基本的に4年で卒業するので、ゴールが明確であり、目的に向かってモチベーション高い状態になりやすいけど、会社だと、そのモチベーションを維持し続けるのは結構難しいと思います。プロジェクトマネジメントは勢いで乗り切れるけど、組織マネジメントはそれだけでは難しいというのと似ているかもしれません。
とは言え、役に立つ本だと思います。
前人未到9連覇の常勝ノウハウをビジネスリーダーに初公開
2018年1月、帝京大学は全国大学ラグビー選手権で9連覇を達成しました。
大学スポーツは選手の入れ替わりのサイクルが短く、連覇が非常に難しいとされている中、帝京大学は前人未到の記録を更新し続けています。
勝ち続ける秘訣は、岩出雅之監督の「メンバーのモチベーションを最高レベルに引き上げ、どんな状況においても実力を最大限発揮させる」心理学的マネジメントにあります。
トップの指示命令がなくても、メンバー自らが学び、成長し続ける自律型組織を創り上げ、練習の苦しさを「楽しさ」に変える組織風土をつくり上げました。
岩出監督も就任当初は、学生ラグビー界の伝統校である早稲田大学、明治大学、慶應義塾大学にまったく勝てませんでした。
試行錯誤の末、自身の成功体験を捨て、「脱・体育会」など従来の常識を覆す数々の組織改革と科学をベースとしたモチベーション・マネジメントを導入して、単にラグビーの能力を上げるのではなく、創造力と人間力にあふれ自律的に動く人材が育つ組織風土・文化をつくりあげました。
その結果、帝京大学ラグビー部は常勝集団へと変貌を遂げました。
岩出監督のマネジメント手法は、ビジネスの現場でも大いに役立ちます。
本書では、ビジネスリーダーの方々に向けて、常勝集団になるための「岩出メソッド」を初めて公開します。目次
第1章 業界の常識は、たいてい非常識
第2章 平成生まれによく効くモチベーション・マネジメント
第3章 「無意識の蓄積」で人間的成長を促す─外的環境づくり
第4章 逆境に負けないメンタルを育成する─内的環境づくり
第5章 幸せ(フロー)になる技術─自分の実力を100%発揮する方法
第6章 最強のコアコンピタンス 組織文化のつくり方
第7章 常勝集団を築くためのリーダーの心構え岩出教授の「勝利を引き寄せる」心理学講座
(「X理論とY理論」「成長マインドセット」「自己決定理論」など12講義)
要約サイトによると、ポイントはこんな感じです。
要点1
新入生は、新しい環境への適応に多くの心理的エネルギーを費やす。雑用を上級生が担当することで、1年生に心理的余裕ができるとともに、上級生への信頼感と、組織としての一体感が生まれる。要点2
人のモチベーションが最も高まるのは、外部から報酬を与えられた時ではない。内側から湧いてくる興味や楽しさを感じる時である。要点3
下級生は、上級生の行動を吸収し、蓄積し続けることで、やがて上級生のように行動できる人物となる。要点4
「今」に集中し、その瞬間を最大限に楽しむ「フロー状態」に入ると、人は100%の実力を発揮できる。