いやあ、クレイジーになってまで成果を出したいと思わないんですけど、こういうのが好きな人って多いんですかね。

いやあ、クレイジーになってまで成果を出したいと思わないんですけど、こういうのが好きな人って多いんですかね。

この記事、本当なのかな。かなり「盛っている」内容であることを祈っています。

一読しただけでは、オウム真理教の修行とあまり変わらないようにしか思えません。効果が出たとしても、こういうのとは一線を画したいですね。

https://toyokeizai.net/articles/-/237175

「バーニングマンに行ったことのないやつは、シリコンバレーの住人とは言えない」とイーロン・マスクが言い切るとおり、最近のシリコンバレーでは、「自分を超える体験をすること」が流行している。

2013年夏、私たちはグーグルの北米本社を訪ねた。目的は、ネバダ州のブラックロック砂漠で開催されるイベント「バーニングマン」への参加を従業員に推奨しているグーグルが、それをどのように仕事に生かそうとしているのかを詳しく学ぶためである。

グーグルの創業者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは、「バーニングマン」に毎年欠かさず参加している。参加者は、食料と水とテントなど、生き抜くために必要なすべてのものを自己責任で持参し、ギブ(GIVE)の精神で助け合いながら砂漠で1週間を過ごす。この間、砂漠では、度肝を抜かれるような映像、方向感覚を狂わせる音響、感覚を全開にさせる、めくるめく興奮のインスタレーションなど、意図的につくられた「カオス状態」になる。

これを、気温の変化の激しい過酷な砂漠で、夜も昼もなくぶっ通しで1週間体験することによって、参加者は日頃の価値判断の基準から引き離されて、普段の意識状態を超えた自分、いわゆる「ゾーン」を体感できるとされている。

ちなみに、イベントの締めくくりとして、会場の中心で「象徴」として掲げられていた巨大な人形を燃やすことで1週間限定の街は終了し、元の何もない砂漠に戻る。これが、イベントの名前、バーニングマンの由来だ。

バーニングマンは、ウッドストックの時代と違い、カウンターカルチャーの自由奔放な人たちが参加するイベントではない。一種独特の優秀な人たち、資本とマーケットとグローバル通信プラットフォームを使えるテクノマド(技術遊牧民)の有名人が集う場所なのである。

スタンフォード大学の社会学者、フレッド・ターナーは、シリコンバレーでバーニングマンが支持されるのは、それによってハイブマインド(集合意識)が人々の間に広まるからだと述べている。「エンジニアリングの仕事が、全員で職業的恍惚(エクスタシー)を感じる経験に変わるのだ」。