物理的にも、内容的にも薄っぺらいです。何のために書いたんだろう。
そもそも、できない子をパターン化するというのが、講師向けの整理学としては良いけれど、リアルな子どもの親にとってはあまり意味のないことの気がします。
この本で整理しているパターンは以下の通り。
【1】素直な子とこだわりが強い子
【2】学校や塾で言われたことにこだわる子:真面目さが全面に出る子(性格が制約になる)
【3】学校と塾で同じ対応をしようとする子、割りきることができない子(本質の理解)
【4】まじめなのに、塾での成績は今一歩な子(誉められたい心理)
【5】覚えたことよりも、やったことに満足する子(本質の理解)
【6】休憩時間に席を立たない子(集中力とはなんでしょう?)
【7】時間通りに始めることができない子;時間にルーズ +楽しくない
【8】自分の得意な科目から答え合わせしようとする子(見栄はり)
【9】親の言うことに反発する「意固地」「頑固」な子(けなされる、比較されることへのへの嫌悪感)
【10】塾に通っていながらも、小学 5年生で成績が上位でない子(勉強の本質)
そうなのかもしれないし、そうでない場合もある、って感じです。何となく、胡散臭いですね。
勉強に対する「感性」と「意識」が大切と言っているけど、「意識」はわかっても、「感性」って言っちゃったら、もうどうしようもない気がします。一応、感性は磨けると言っていますが。その他も、うーん、と思われる内容が多かったです。
この本を読んで、良かったなと思えるのは、「応用問題を解かなくても大丈夫」というところぐらいですかね。ここだけは、かなり同意です。
1.ぜひ6年生になる前に読んでもらいたいのです
2.中学受験では勉強の仕方以外にも大切なものがあります
3.子供のタイプや具体的な行動から対処法を考える
4.できる子の常識、できない子の非常識中学受験の基本は勉強の仕方です。でも、子供のタイプによっては、意識や行動が効率を落としている場合があります。まじめに勉強しても成績が思ったように伸びない子には、共通しているタイプが多いです。
良い勉強をするには、勉強法もさることながら、子供の意識や行動を良い方向に変えていってあげることも、大切なことです。そして、できるだけ早いほうが良いに決まっています。6年生になる前に直してあげることがポイントです。
もし、なかなか成績が伸びなくて悩んでいるのであれば、その行動を見つめて、より良いほうへ導いてあげてください。そうすれば、きっと成績は伸び始めると思います。