1分で話せ、書いていることは、ごくごくあたりまえの内容。だけど、その”あたりまえ”ができないからこそ、読んで、気持ちを新たにすることが大切です。

1分で話せ、書いていることは、ごくごくあたりまえの内容。だけど、その”あたりまえ”ができないからこそ、読んで、気持ちを新たにすることが大切です。
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そもそも、プレゼン、もしくは、資料の目的を考えることが最重要で、その目的を実現するために、手段を選ぶなってことですね。

そして、その手段として、話をシンプルにすること、ロジカルにすること、相手にイメージをわかせること、キャッチコピーで表現すること、などがあるということですね。

その通りだと思います。わかってはいるけど、なかなか、できません。

1つだけ同意できなかったのは、プレゼンに笑いは要らない、というくだりです。笑いは、聞いている人との距離を縮める、「ダイブ」効果があるので、ある程度は必要なものだと思っています。

あと、最後の章の、実践編は、ほとんど参考にならなかったので、本の内容をシンプルに伝えるという方針からすると、全部カットしても良かったと思います。

 

「話が長い、手短に話せ」言われる方は少なくないでしょうが、伊藤氏の考えは「1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない」というもの。長いのは話がまとまっていない証拠でもあり、相手に伝わらない一番の原因。そこで本書では、伝わる伝え方の「型」の部分だけでなく、「結論の決め方」、「言い切れない」というメンタルの部分の話から、1分で記憶に残す方法など、誰でもできる方法を紹介します。

▼内容構成
はじめに 私は、人に何かを伝えることが本当に苦手だった

序章 そもそも「伝える」ために考えておくべきこと―うまいプレゼンより、「動いてなんぼ」
人はあなたの話の80 %は聞いていない/「1分」で話す/「右脳」と「左脳」に働きかける

第1章 「伝える」ための基本事項
・相手は誰か? どんなことに興味があるのか?
・ゴールは何か ―「理解してもらう」はゴールにならない
・結局、動かしてなんぼ ―「きれいに話す」のは目的じゃない

第2章 1分で伝える―左脳が理解するロジックを作る
・てっぺんのないピラミッドになっていないか ―ロジカルな1分ストーリーを考える
・考える=結論を導き出す―事実やデータは結論じゃない
考えるつもりで、悩んでいないか
・根拠は3つ―ピラミッドで「枠組み」を共有しよう
・意味がつながっていれば「ロジカル」―1分で誤解なく伝える
・「基本的に」は不要―いらない言葉をいかに削るか
・頑張ったことは話すな! ―話が伝わらなくなる6つの余計な話
「プロセス」を話す/気を遣いすぎる/自分の意見とは違うことを言う/笑いを入れる
・通じないときは、前提を揃えておく
「メタ認知」は優秀なビジネスパーソン

 

 

以下の要約サイトを読めば、本は読まなくてもいい気がします。

https://www.flierinc.com/summary/1553

要点1:プレゼンの目的は「人を動かす」ことにある。「理解してもらう」ことや「きれいに話す」ことはゴールではない。
要点2:聞き手を具体的にイメージし、その人たちの反応を想像しながらプレゼンの準備を進める。準備とは、話す内容や言葉遣い、話し方などを考えていくことだ。
要点3:プレゼンにおける「結論」とは、「相手をどこに動かすか」である。
要点4:プレゼンのロジックは1つの結論と、それを支える3つの根拠のピラミッドで作る。
要点5:ロジックで左脳に、イメージで右脳に働きかけることで、相手の気持ちを動かす。