- 2020/03/20
コロナはパンデミックと言っていいと思いますが、私のイメージのパンデミックは映画アウトブレイクのようなものを想像していたので意外です。疑心暗鬼の恐ろしさを知りました。
コロナ、大変。 私は「風邪<コロナ<インフル」というふうに思っていて、今でも意見を変えていないのです……
著者2人のことが嫌いな理由はシンプルです。
安浪京子さんは、自分がいかにプロフェッショナルかをどや顔で語っていて、ナニサマだよ、と思うからです。本質的には、大したことないだろ、と思っているから。
そして、おおたとしまささんは、学校・校風とかをカテゴライズして、何が楽しいのか全く理解できないから。
なので、期待せずに読んだら、真っ当なことを言っていて良かったです。
学歴が欲しいだけなら、中学受験はやめなさい、というのはその通りだと思います。例えば、東大に入りたいなら、学校に行かず、塾なり通信教育で、それ用の勉強をしたほうが効率的です。
そして、複数回受験日を設定することで、偏差値を高く見せることができるので、複数受験日がある場合は、最も低い日の偏差値を学校の実力と考えるというのも、感覚的にはそう思っていたので、納得でした。
あと、中学受験は親の受験じゃない、というのは強く言いたいですね。親がかなり真剣にやり、お金をかければ、もともとの実力よりも偏差値で5ぐらいは上がるのでしょうが、上げてどうするんだ、という話ですね。お金を稼ぐことがすべてではないですが、会社でも東大卒で、かなりイケていなくて、干されている人とかいるんで、そう思います。
とはいえ、何を言っているのか意味不明なものもありました。中高一貫校に行くのが、「におい」を求めてとあったけど、正気なのかな、と思いました。個人的には自分と同レベルの子どもたちと切磋琢磨し、生涯つき合っていける友人を見つけるため、じゃないかと思っているので、違和感しかなかったです。
そして、安浪京子さんは、絶対に相変わらず、自信満々で好きになれませんでした。
中学受験――
情報の氾濫の中でいかに本質を見極めるか。
コロナ時代の中学受験道しるべ現場を知り尽くした超人気家庭教師安浪京子
忖度ゼロ、業界を知り尽くした教育ジャーナリストおおたとしまさ中学受験の2大カリスマが親の呪縛を解き放つ!
■高学年で失速する「フェイク学力」とは
■「バブル偏差値」にご用心!
■男子の7人に1人は全滅する時代に突入
■地方出身エリート親がハマる落とし穴
■大手塾はどんなオンライン授業をしたか【構成】
第1章学歴がほしいだけなら中学受験はやめなさい ――なぜ中学受験をするのか
第2章「フェイク学力」にご用心 ――「本当の学力」を上がる勉強法
第3章塾業界の「マッチポンプ」構造 ――塾を使い倒す新常識
第4章学校は子どもを伸ばさない ――志望校選びの玄人的着眼点
第5章中学受験は親の受験じゃありません ――親子の信頼関係の育て方