ほめるのをやめよう、参考になるのですが、この本の内容をそのまんま実践している人がいたら、なんか違和感があると思います。

岸見一郎の本。嫌われる勇気で一世を風靡したので、その余韻で出した、って感じです。

参考になる内容はたくさんあるのですが、なんか薄っぺらい印象は否めません。なんで、そう思うんだろうと考えてみたところ、筆者がリーダーシップをあまりよくわかっていないせいじゃないかと思いました。

わかっていないのに、マーケティングして、リーダーシップが売れそうだということで、出版を決めたんじゃないかと邪推しています。

とはいえ、参考になることも多いです。リーダーが感情的に怒っても効果がほとんどない、ということもそうですし、その裏返しの褒めるというのも、上から目線であるということもそうです。

でも、全く感情が出てこない人を好きになれるかという課題もあると思います。ま、私の課題ではないですけど。

 

叱らない、ほめない、カリスマはいらない。『嫌われる勇気』著者、初のリーダー論。上司であるのがつらい人に送る、部下と向き合う処方箋。

 

 

参考:

https://note.com/anpanda_44075/n/nde5c219fec84

① 部下を尊敬・信頼し、感謝を伝える
・ほめる=できたことをほめるのは、できないと思っていたから。
・叱る=自分には価値がないと思わせ、抵抗できなくする。
・ほめたり叱ったりでは、上下の関係が生じる。対等ではない。
・感謝する=対等。相手に貢献感を与え、勇気づけることにつながる。

② 不完全である勇気を持ち、失敗を認める
・リーダーが強く完璧でなければいけない、というのは誤解。
・不完全で、失敗もすることを受け入れる。周りに助けを求めてもいい。
・決断が怖いのは、失敗を恐れているから。

③ 自らがモデルになり、周囲を勇気づける
・リーダーの仕事は、組織の犠牲になることではなく、貢献すること。貢献感を持って仕事をするモデルになる。
・部下が働きやすくなるためには、リーダーが機嫌がよい状態でいること。
・リーダーが楽しそうに取り組むことが、部下への勇気づけにつながる。