- 2020/02/29
コロナウイルスに踊らされない、すごく素敵な文章なので、そのまま引用します。疑心暗鬼をコントロールしないといけないし、この時間を有意義に使いたいですね。
こういう見識を持った方が、教育者として働いているというのは、人類の将来にとって、嬉しいことだと思いま……
正欲を読んで、面白いけど、この設定はなんだかなぁ、と思っていた朝井リョウが原作者ということで、どんなものになるのか、期待半分不安半分ぐらいで見ました。
いや、面白いじゃないですか。
設定もいいですよね。就職活動の学生。一緒に頑張ろうと言っているものの、ライバルでもあり、内心は妬みのようなネガティブな感情も渦巻いている雰囲気が、よく表現されていたと思います。
なんか、見ているこっちまで、いたたまれなくなってしまいました。
頭の中にある間は傑作、というのは、的を射ていて、自分のことを言われているような気がして、ドキッとしました。
朝井リョウが直木賞を受賞し、大きな話題を呼んだ原作の映画化作品。ひとつの部屋に集まった5人の男女。大学の演劇サークルに全力投球していた拓人。拓人がずっと前から片想いをしている瑞月。瑞月の元カレで、拓人とルームシェアをしている光太郎。拓人たちの部屋の上に住んでいる、瑞月の友達の理香。就活はしないと宣言する、理香と同棲中の隆良。理香の部屋を「就活対策本部」として定期的に集まる5人。それぞれが抱く思いが複雑に交錯し、徐々に人間関係が変化していく。「私、内定もらった…。」やがて「裏切り者」が現れたとき、これまで抑えられていた妬み、本音が露になっていく。人として誰が一番価値があるのか? そして自分はいったい「何者」なのか?
本でも読みたいと思いました。でも、結末を知っていると、ちょっと微妙かもしれません。本から映画の流れは許容できても、映画から本の流れは違和感があるんですよね。なぜだろう。