「良い大学に行きたければ、恵まれた家庭に生まれなさい」の新しい世襲制に共感しました。確かにそういう実態ってありますよね。

「良い大学に行きたければ、恵まれた家庭に生まれなさい」の新しい世襲制に共感しました。確かにそういう実態ってありますよね。
この記事は 2 分で読めます

最初は教育にかけることのできるコストの話だと思っていたけど、家庭が独立したことにより、親の考え方から子どもが離れられないので、結果として世襲のようになってしまうというのは、確かにその通りかもしれないと思いました。

「良い大学に行きたければ、恵まれた家庭に生まれなさい」――成人の自由にもとづく新しい”世襲制” | 熊代亨.

かつての子育てとは異なり、今日の子育ては親の教育方針を極限まで尊重している。親が自由に教育をデザインできるとも言える。だから、教育ノウハウに富んだ家庭・金銭によって購うべきを購える家庭の子どもは、その自由を最大限に享受できるようになった。

しかし、同じことを反対側から言い直すと、親が教育を自由にデザインしなければならず、親の教育ノウハウの巧拙がストレートに反映されやすくなった、ということでもある。教育ノウハウの乏しい家庭・金銭によって贖うべきを購えない家庭の子どもは、そのハンディを躱しづらい。

差がつくのは教育ノウハウだけではない。生活習慣・情緒的安定性・金銭管理といった、勉強や努力効率の根底に関わるファクターも、親から子へと世襲されやすい。