卒業ホームラン、泣きたくなるようないい話、っていうか切ない話。長女はどうして、これを読みたかったのだろうか。

長女が国語の問題文に出てきた「卒業ホームラン」の続きを読みたいと言いました。読み終わった本が置いてあったので、読んでみました。

 

少年野球チームに所属する智は、こつこつ努力しているのにいつも補欠の六年生。がんばれば必ず報われるそう教えてきた智の父親で、チームの監督でもある徹夫は、息子を卒業試合に使うべきかどうか悩むが―答えの出ない問いを投げかける表題作のほか、忘れられない転校生との友情を描く「エビスくん」などを含む、自身が選んだ重松清入門の一冊。新作「また次の春へ」を特別収録。

ネタバレになっちゃいますが、結局、父親は智をベンチ入りのメンバーから外すんですが、智は少しも腐ることなく、中学校に行っても野球をやるんだ、って話です。強引に要約すれば。

 

 

その中に、以下のような一節があります。

「まじめな子だ。素直な子だ。こつこつと努力をしてきた。その結果がーーこれだ。」

長女はアバウトすぎるところはあるのですが、基本的に真面目でこつこつと努力するタイプなんですよね。だけど、不器用なのか、努力の割には成果が出ないところがあって、親からすると、すごく切ない思いで見ています。口には出さないですが。

そんな気持ちが伝わっているんですかね。もしかしたら、主人公に自分を投影して、監督である父親がルールをねじ曲げて、自分の子どもを試合に出し、逆転ホームランを打つというストーリーを期待していたのかもしれません。

まあ、月並みですが、努力が報われるかどうかはわかりませんけど、努力しなければ結果も出ないので、強い心で頑張って欲しいですね。自分が望むなら。

P5

親としては、最善を尽くせば、結果なんてどうでもいいかなと思ったり、やっぱり勝ち癖をつけるために何が何でも結果だすことが重要かなとも思ったり、と、なんかいろいろと考えさせられる一冊でした。