読書していてもそうですが、その内容をある程度、理解していれば、読むのも簡単なのですが、全くわからない内容だと、同じ日本語とは思えないぐらい、頭の中に入ってこないものです。
大人の私でさえ、そうなのですから、子供にとっては、その傾向がより顕著だと思います。
説明文・論説文に限らず、物語文についても、定番化したストーリーを知っているということは読むうえで理解しやすいと思います。
なので、「中学受験 必ず出てくる国語のテーマ」という本は良い本だと思います。
100校の入試問題の分析でわかった問題文のテーマ別対処法。中学受験で出てくる国語の問題文には、大学入試顔負けのものも珍しくはありません。かといって、小学生はそんなにさまざまな文を読みなれているわけでもありません。このギャップを埋めるには、頻出する問題文の内容=テーマごとに、的確な対処法を身に付けていくのが一番確実な方法です。出る順に並べられた12のテーマについて、塾での実体験に基づいて、小泉先生がお母さんに分かりやすくその教え方を解説。
これを読んですぐ、どうにかなるというものではないですが、塾の授業はこういう切り口で授業して欲しいですね。なぜなら、それが本質だからです。
と言いながら、この小泉浩明という著者は、テクニカルな参考書も出しているようです。これはどうかなぁ。本質じゃないですよね。もう少し、ポリシーを持って、欲しかったです。
「読み方」、「解き方」、「実戦演習」の三部構成。まずはいかに読むかを学び、その次は問題形式ごとの解き方を習得していく。そして入試問題をさらに演習することで、勉強した読み方や解き方を定着させる。