聖の青春を読みました。自分が限界まで努力していないことを恥ずかしく思う反面、それが人間だとも思いました。

長男がベネッセの電子図書館まなびライブラリーで読んでいたのをみて、居ても立ってもいられなくなり、貸してもらいました。

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フリガナとかあって、子ども版ですけど私にはぴったりです。

ネットでのレビューでは原書にあった性的な表現がなくなっていることに苦言を呈している方もいるようですが、ストーリーに何の影響も与えないので、別にどうでもいいと思います。大人がこちらを読んでも、何ら問題はないんじゃないでしょうか。

元気いっぱいの子どもだった聖が、難病のネフローゼだとわかったのは、5歳のとき。小学校にも通えず、病院のベッドの上ですごすしかなかった。なかよしの子が亡くなることさえ、めずらしくない生活。けれど聖は「将棋」という夢を見つけた。「命をかけても、ぼくは名人になる!」11歳で中国地区ナンバー1となり、13歳でプロ棋士に弟子入りした聖だったが!?病気と戦いながら夢をおいかけた少年の実話!

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いい本ですね。長男も涙が出てきそうになったと言っていました。

 

限られた時間の中で、明確な目的を持って生きている人間は凄みがあり、尊敬できるし、応援したくなります。が、しかし、自分がそういう人生を歩むことができそうかでいうとNOだし、そういう人生を歩みたいかということについてもNOだったりします。

人生ってそんな堅苦しいもんじゃない気がしています。せっかく、授かった命ですから、ざっくり見て、笑顔で過ごせていればいいんじゃないか、という考えも魅力的だと思います。ゲームで言えば、ボーナスステージみたいなもんです。

もちろん、ある1点にフォーカスして、ストイックにやり遂げることは立派ですけど、全員に強要することじゃないはずです。実際は、バランス感覚が重要だと思います。

 

映画化もされていますが、小説とは全然違うようです。

 http://ossan-movie.hatenablog.com/entry/2016/11/21/001932

 

余談ですが、将棋界の三大鬼才は、坂田三吉、升田幸三、村山聖じゃないかと思います。