「子どもの成長を本当に大事に見守る姿勢を持つ学校」なんて幻想だし、担任の良し悪しはあるだろうけど、それは親がコントロールするのは不可能でしょう。
結局のところ、その環境を受け入れて、その中で最善を尽くす、というだけです。これは中学だけでなく、例えば、会社に入っても同じことなので、その練習みたいなもんですね。
まあ、合格したから安泰というわけではない、というのには同意ですけど。
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20180420-OYT8T50030.html
子どもが中学受験で志望校に合格したと聞けば、たいていの親は手放しで喜ぶだろう。中でも、高い進学実績を誇る中高一貫校や大学付属校となれば、「(就職活動までの)あと10年は心配しなくていい」と、大船に乗った気持ちになるかもしれない。しかし、その 安堵 あんど が「つかの間」で終わるケースが 稀 まれ ではないという。中学合格後に直面する「誤算」と、つまずいた子どもたちの再起の道について、教育ライターの小山美香さんがリポートする。
…中略…
中学受験に合格したら、それですべてうまくいくわけではない。ごく当たり前のことではあるが、受験に必死になるあまり見落としがちな事実だ。
進学校でも付属校でも、学業に関する強いプレッシャーが待ち受けている。もちろん、希望の大学進学を目指すなら、入試による選抜やテストによる評価は避けられない。努力して勉強することも必要だろう。ただ、だからと言って、心身に不調が出るまでになっては元も子もないと思う。
親が子どものために出来ることは、志望校が本当に子どもに合っているのかどうか、情報を集め、見極めることだと私は思う。学校選びは、とかく大学合格実績や偏差値に目を向けがちだが、学校の方針やレベルが子どもの性格、学力にマッチし、子どもの成長を本当に大事に見守る姿勢を持つ学校を選ぶことが大事なのではないか。