親のための受験の教科書、こういった類の本を初めて読む人以外は、あまり役に立たないと思います。

親のための受験の教科書、こういった類の本を初めて読む人以外は、あまり役に立たないと思います。

内容が薄っぺらいし、斬新なことは書いていません。どこかで聞いたことのある話を幅広く取り上げている本です。

何かあると、以前に書いた本に詳しくは書かれているから、興味ある人はそちらを参照してくださいというので片付けているものが多く、残念です。

これなら、本じゃなくて、ブログで十分です。

また、やたら、灘、灘としつこい気もしました。読んでいるほうとしては、そりゃあ、灘に合格する人と同じにはできませんよ、と思っちゃう気がしました。

学力は伝承で遺伝ではないという考え方は、とても甘美で多くの親に受け入れやすい内容ですが、実際はやっぱり遺伝的な要素のほうが大きいと思います。もちろん、ある一定の割合で、ブレ幅はありますが。

 

勉強ができる、できないは遺伝子で決まるわけではありません。成果を出せない子どもは、単に勉強のやり方が間違っているだけなのです!
受験は技術です。ですから親が受験について知り、技術を教えることこそが、親の学歴以上に子どもの受験の成果に大きな影響を与えるのです。
本書にはそのために必要な知識、方法論が詰まっています。ぜひお読みいただき、お子さんに成功体験を味わわせてあげてください。